
個展で在廊していると、来場された方からさまざまな質問を受ける。
その中で、特に絵を描いている方からよく聞かれるのが
「この絵はパースをとっていますか?」という質問。
正直なところ、この問いには毎回うまく答えられない。
なぜならパースをとって描く絵もあれば、
とらずに描き進める絵もあるから。
この作品はまだ描きかけだが、
今の段階では簡単な下描きで猫と鳥を描いているだけである。
もしここに建物が入るなら、ある程度パースはとると思う。
ただし、とりすぎないように意識する。
それは私のこだわりかもしれない。
絵画があまりに正確すぎると、
どこか建築図面のように見えてしまうのが好きではないから。
同じような理由で、線を引くときに定規は使わない。
あえて歪んだ線を引くことも多い。
その歪みの中に、風景の気配や生き物の存在感が感じられる気がするから。
歪んだ線の話については、また次の機会に。
今回はここまで。

