歪んだ線について

歪んだ線について

前回、定規は使わず、

パースもとりすぎないようにしている、という話をした。

ただ、いつも自然に歪んでいるわけではない。

わざとパースをずらし、異世界感を出すこともある。

キュビズムと呼ぶほど大げさなものではないが、

たとえば人物画では、

アイラインをわずかにずらして違和感をつくることがある。

ほんの少しのズレが、

現実とは違う気配を生む。

下描きの線も基本はフリーハンドだ。

あえてペン先を見ずに線を引き、

歪ませることもある。

その一方で、

フリーハンドでできるだけ真っ直ぐな線を引く練習もしている。

この練習は、制作前のウォーミングアップとして行うことが多い。

ただ、

線だけをひたすら引く練習は、正直あまり面白くない。

なので、スケッチや人物画のデッサンを

ササッと描くことが多い。

このウォーミングアップをすると、

頭と目とペン先がつながる感覚が生まれる。

これをやらないと、

思っている場所に一発目の線を置けない。

そして、この最初の一発目がずれると、

その後の線がどれだけ良くても、

結局やり直すことになる。

ちなみにウォーミングアップ中は、

映画やドラマを流していることが多い。

真剣に観るわけではないので、

同じ作品を繰り返し流す。

ヘビーローテーションの作品については、

また別の機会に。

今日はここまで。

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